明道管理学院に一歩足を踏み入れると、目に映るのは、優雅で、洗練された立派な建物です。事務棟の伯苓大楼や、教室棟の開悟大楼と寒梅大楼や、 学生寮の志強大楼や、それから二階建ての教職員住宅の「鐸韻雅築」、などなどです。30ヘクタールもの学院の敷地には、これらの建築物が立ち並んでいるばかりでなく、美しい蠡沢湖と青々とした庭園もあります。
 明道の校庭の主な建築物は、ほとんどの名称が、「歴代の中国教育界の先賢」の名に因んだもので、創建者の汪先生が自ら命名なさったものです。

伯苓大楼について

 伯苓大楼は、明道の事務センターです。「伯苓」とは、中国の最初の私立大学の創立者である教育家の張伯苓氏の名前から名づけたものです。伯苓先生は、南開小学校を土台に、南開中学校を興し、さらに、北京大学・清華大学と肩を並べ、天下に名を馳せている南開大学を創建しました。
 氏は、「上達の道へ導き、勇んで奮って実践せよ」と唱えました。生涯を通して教育事業に身を捧げようと志している人々の典範です。
 事務棟が「伯苓」と命名されたことから、この大学の創建者が、いかに伯苓氏の「学を興す」という理想への切な期待を全職員に伝えたいと考えたか、ということを窺うことができます。


武訓大通

 武訓は清末に極貧の中から無償の学校を設立することに生涯を捧げた実在の人物です。彼は人から施しを受けたり、貯めた金を利息をつけて貸したりして蓄えた金で学校を興したといいます。


白如橋

 白如は、台湾師範大学学長の劉真の字です。劉真は生涯を通し、教師の養成のために力を尽くしました。「教師の父」と賞賛されたように、彼が台湾の教育界に与えた影響は深遠です。


適之橋

 適之とは中国における最も有名で影響力のある知識人−胡適の字(あざな)です。胡適は中国の文学、政治、哲学、文化、教育などで先駆者的な役割を果たしました。適之橋は、こうした使命に対して絶えない熱情を持っていた胡適を記念するものです。


大猷橋

 呉大猷は近代中国の物理学の父と讃えられています。彼は張伯苓が開設した南開中学校と南開大学の出身です。張伯苓校長の教育に対する理念と熱情を受け継ぎ、多くの研究者を育成しました。

思亮橋

 思亮とは、銭思亮を指しています。銭思亮は、呉大猷と同様、南開中学校の出身です。彼は台湾の中央研究院院長に就任していた時期に、中央研究院における制度の整備や台湾の学術の発展に大きく貢献しました。また、彼は大学教育にも深く関わり、その名は台湾大学の代名詞とされています。


朱熹橋

 南宋以来、中国の教育は朱子の師道に最も影響されていると言えます。朱子は孔子の道を継承し、身をもって範を垂れ、人々に「物の道理をきわめ、知をつくして、心を集中し、ことを実践する」ことを教えました。朱子は「学びて厭(いと)わず、人を誨(おし)えて倦(う)まぬ」偉大な教師であり、孔子に次ぐ第一級の知識人でした。ですから、「朱熹橋」を渡る時、朱子のような人間になれるように自分を励まし、よく頑張ってください。

蛍の復元湿地
 2002年3月の末、一人の学生は「山口完治」という名を使って、本学のホームページに「まさか本当に蛍を見ようとは思わなかった。」と、蛍の光の美しさに感動し、思わず興奮の声を上げた心境について書きました。その後、キャンパスで綺麗に光り舞う蛍の姿を鑑賞することは皆の楽しみとなりました。
それで、精密農業学科は蛍の復育計画を立てはじめ、キャンパスに面している伯苓ビルのそばの小川を蛍の復元地としました。蛍の幼虫の大好物であるカタツムリを飼育したり、小河とそのほとりに蛍が生息するのに必要な植物を植えたり、蛍を食べる蛙を駆除したりしました。
将来は、台湾大学や東勢林場と力を合わせて、もっと多くの蛍がキャンパスに生息できるように、本学は「蛍キャンパス」になれるようにと期待しています。
(いまでは、夏の涼しい夜には、「冒険の小道」で蛍の美しい姿を見ることができます。)

蠡沢湖

 本学は創学の時、わざわざキャンパスの中に景観的・生態的機能を兼ねる湖、即ち「蠡沢湖」を残しました。
「蠡澤湖」がキャンパスの中心に位置し、すべての建物がこの湖を囲んで建てられていて、本学の特色となっています。
この湖は一般の湖と違って、美しい景観が鑑賞できるのみならず、微気候の調節もできます。また、水資源の回収も景観的・生態的機能も兼ねています。
「蠡沢湖で舟を漕いだことがない人は、明道人だとは言えない」
「誕生日に蠡沢湖に投げ入れられない限り、誕生日を過ごしたとは言えない」

湖と湖畔には、独特の趣きがあります

 教師と学生がオーストラリアから輸入されたカヌーを漕ぎながら、夕日を見て夜風に吹かれるのはなんとも言えない風情です。
本学は平野に位置しており、雨後の虹はより一層大きく、より一層美しく見えます。夜空の星もより一層冴えています。
また、ここには小劇場、座禅室、草花のビニールハウス、すくすく成長している果樹、香ばしいコーヒーの匂いが漂う湖畔、美味しい料理の匂いが漂う教室などがあります。
ここは教師と学生が学術を研究する場所であるのみならず、智慧を開き、真理を悟り、自分の人生を輝かせる舞台でもあります。
私たちは、ここで勉学に励む苦労やその喜びを味わいます。そして、勉強の日々を明道の歴史に書き加えると同時に、我々の人生にも刻みます。