校章
「伯苓」とは、中国で初めて私立学校を建てられた伯苓先生の名に基づきます。
伯苓先生は、南開小学校を基礎として南開中学校を創設し、続いて天津に北京大学・清華大学と並んで有名な南開大学を設立されました。伯苓先生は「人能く道を弘め、実践に勇なり」に努められた、教育を志す者の規範となる方です。
事務棟が伯苓と名づけられたことから、伯苓先生の教育理念を伝えたいという、創設者の全教職員に対する想いを見て取ることができます。


精神
熱情 理想 実践
「熱情」「理想」「実践」が、本学の精神です。
昔ながらの「礼」「義」「廉」「恥」等のいわゆる“四維八徳”などとは異なり、本学が新しく創出しました。
学生たちは、本学の正門に挙げられた大きな「熱情、理想、実践」の六文字を見て、「本当に? 珍しい。本当に変わった学校だ!」と驚きます。
その通りです。
本学は、一風変わった学校なのです。


熱情
熱情は、現代人に足りないものです。物事に関心を持たない人は、半分死んでいるようなもので、そういった人に何を教えても無駄でしょう。反対に、熱情に溢れ、物事に関心や探求心を持ち、克己心を持った学生は、教えを受けることにより満足を得られるでしょう。熱情こそが学ぶ力なのです。

理想

馬のようにただ突き進むだけではいけません。
方向や理念を定めて努力すべきです。一人一人理想は異なります。また、理想は空想とは違います。自分の長所・性格・条件などにより、他人と違ったものを目指さなければなりません。熱情を持ち、理想を持ち、その次は?


実践

目標を定めたら、実践しなければなりません。
何事も、実践の中にこそ成長があります。
実践してこそ、自分に何が足り何が足りないのかが分かるのです。
口を動かすだけでも、熱い心だけでも、……物事をやりとげるには足りません。
だから、実践は明道精神の核心であり、この三つは一つ欠けてもいけないのです。

Vision 。 Passion 。 Action
これらの英語は逐語訳ではありません。高度な「意訳」です。気付きましたか? これら三語は、皆「 -ion 」という韻を踏んでいるため、声に出すと力やリズムがあり、また豊かな意味を表現しています。
明道は、貪欲に個性を求めます!
覚えてください。明道は、独特の大学です。
明道は、ただの一学校ではありません。
明道は、一つの理想です。
あなたや私のこんなに近くにある、正に実現しつつある理想なのです。

「明善誠身」 創立者 汪廣平

五十数年前、汪先生は河北家郷から出てきた学生を引き連れて台湾にやってきました。その後、台中市立一中を運営、さらに四十年前には明道中学・高校を創立し、教育に従事することを信念としてきました。

汪先生は、中高生の教育に従事する五十年の中で、近代教育家である張伯苓先生が南開小学校・南開中学校・南開高校、さらには南開大学を創立し、教育事業を展開されてきた方法に深く啓発されました。そうして、中学校運営を終えた後、明道管理学院を創立し、教育を広めるという崇高な理念に専心しています。

今、明道管理学院が創立され、教育の理想はまさに発展の時にあります。困窮流亡していたころ行なった教育、自立自強の台中市立一中、躍進を続ける明道中学などを振り返れば、教育の中で学生が克己心を養ってゆくことを期待しないものはいません。そのため本学では、学生に学問に専念し、実用的な技能を身につけ、文化的素養を涵養し、良質な生活を享受してもらうといったことの外に、さらに学生が一人の自立した個人として成長することを重視しています。だから本学に進んだ青年たちは、みな本学の教育精神を体得し、個の自立を最も基本的かつ崇高な理念として追求しているのです。

「明善誠身」、この四文字は、『孟子』離婁上と『中庸』第二十章との「身を誠にするに道有り。善に明らかならざれば、其の身を誠にせず」に基づきます。「人や物に誠を持って当たれば宜しきを得、善の道理を明かにしなければ、本当に誠を持って当たることはできない」という意味です。
「明善誠身」、これを分けて言えば、「是非を明辨す」「善は人と同じうす」「中に誠にし外に形す」「身修まり家斉う」の意味であり、私たちの重んじる、学問を盛んにし教育を広めるという精神と正に符合します。以上、台湾大学哲学系傅佩栄教授のご教授をうけ、ここにみな共に守るべき校訓として掲げ、以てみなさんが新世代新青年の規範となることを期待します。